決算書の読み方:売上高という収益

損益計算書は、決算書初学者にも比較的理解がしやすい書類なのではないでしょうか?

売上高から始まり利益で終わっているため、見るポイントもわかりやすいでしょう。

説明をするまでもないかもしれませんが、売上高は商品やサービスを提供することによって得ることができる収益のことを言います。

決算書上において売上高を読むポイントを見ていきましょう。

売上高は会社の規模を表す

売上高は会社が商品やサービスを提供して稼ぐことができたお金の合計額のことを言います。

売上高は、その会社の規模大きさを表しています。

売上高が大きければ儲かっているかどうかはわかりませんが、大きなビジネスをしていると判断をすることができます。

日本で最大の売上を上げているトヨタ自動車の売上高は約30兆円となっています。

日産自動車は約9兆円、ホンダは15兆円となっていますのでトヨタ自動車の売上高の大きさがわかるのではないでしょうか?

売上高は過去と比較してどのように変わっているか?

会社の成長は利益で見ることが大事ですが、売上高を無視するわけにはいきません。

売上高も順調に増加をしているのが望ましく、事業が順調に成長しているのかを見ることができます。

財務分析でも、「売上高伸び率」と言う指標があり前年と比べてどのぐらい売上高が伸びたのかを指標としてみる事もあります。

決算書を数年分並べて見較べるだけで把握をすることができるので、比較的簡単な分析と言えます。

ただし、実際には売上高から各利益や費用などの細部の分析に入っていくのが通常の分析であるため売上高が伸びているからすべてよしと言う訳ではないことには注意が必要です。

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