決算書の読み方は仕事していく上で重要だと考えている人は非常に多いように感じます。
しかし、「自分には関係がない」と考えている人もいらっしゃいます。
決算書は本当に自分の業務には関係がないのでしょうか?
仕事をしているのであれば、会社の中をどのようにお金が流れているのか・・・その仕組みを知っておくことは重要です。
■全てのビジネスパーソンが押さえておくべき知識
決算書・財務の知識は全てのビジネスパーソンが押させておくべきだと当協会は考えています。
会社が行なっている事業にはいろいろな種類が存在しますが、どの会社も売上から始まり利益(または損失)で一年が終わり、現金を生み出し、それらが蓄積されていきます。
決算書・財務の知識を通じて
「なぜ自分の給料は払われるのか?なぜ上がらないのか?」
「なぜ値上げをするのか?なぜ値引きをするのか?」
「なぜ在庫があるといけないのか?」
「なぜこのような投資をするのか?」
「なぜ人を採用しないのか?」
財務を学ぶことによってこれらのことに自分で一定の解を持ち、意識をして仕事を行うことができます。
■理解してこそ行動が変わる
あるサービス業の店長が、何かにつけて値引きをしていました。
お客様に感謝の念を伝えるとともに少しだけ割引をする・・・決して悪い意味でもなく割引を行なっていました。
「売上の5%ほどの割引、お客様も喜んでくれるから」
しかし、この会社の利益率は5%前後。
つまり、割引をすることによって利益が全て無くなってしまっていたのです。
高単価で買ってくれる人にはもっと割引をしていたために、利益が出るどころか赤字に。
粗利益の重要性や割引による利益への影響を学んだ結果、割引ではない方法でお客様に喜んでもらえるように工夫をするようになりました。
このようなことは多くの会社で起こっています。
ちょっと学ぶだけで多くのことが変わってくる可能性があるのです。
■決算書は難しい?
「決算書の必要性がわかっても難しいから自分にはできない」
このように思っている方も非常に多いと思います。
しかし、ちょっと仕事に活かすなどであれば決算書は足し算・引き算・掛け算・割り算がわかれば利用ができます。
誰でも「売上−費用=利益」という式を理解できるでしょう。
難しいと思っている方はこちらの記事を読んでみてください。
今後ますます決算書や財務の知識は必要になってきます。
英語やITスキルも重要ですが、財務も学ぶことをお勧めいたします。
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