決算書は、会社の経営成績・財務状況が書かれている大切な書類になります。
個人でいう家計簿なので、簡単に人に見せることはできないでしょう。
「決算書をもらえないのであれば決算書を学ぶ意味がないじゃないか」
決算書をもらうことは簡単ではないと伝えるとこのように言われることがあります。
しかし、「決算書をもらない=決算書について学ぶ必要がない」と言えるのでしょうか?
■なぜ決算書を見せてもらえないのか?
決算書をなぜ見せてもらえないのでしょうか?
様々な理由がありますが、あなたに決算書を見せること自体が思いつかない、または決算書を見せてもその経営者に得がないからという2点を挙げることができます。
前者は、その経営者があなたに決算書の知識・財務の知識があると思っていないということ、後者は、あなたが決算書を見たがっているのはわかるが、見せても良いと思えてないということ、です。
決算書は簡単に見せてもらうことができません。
決算書を見せてもらうためには、「この人に決算書を見せたらきっと良いアドバイスをもらえそうだ」と思ってもらうことが重要です。
そのように思ってもらうためには、決算書をもらう前の会話や情報提供が重要になります。
■会話の中で決算書・財務をイメージして話をする
大切なのは、決算書をいただけなくても会話の中からどのような財務の状況・決算書なのかをイメージしながら話すことが大事です。
ある法人向けの商品を販売して実績を大きく残している方が、「会話をしながら頭の中で決算書を作っています。その決算書を、対面している経営者と自分の間にうっすら描きながら会話をしています。」とおっしゃっていました。
もちろん推測なのでずれてしまうこともあるでしょう。しかし、経営者と会話する中で「財務的には・・・」「今までの話から推測すると、決算書は・・・」など情報を伝えることによって信頼が高まっていきます。
当協会では、この財務面でのアピールをサポートするために、認定証や提案用のリーフレットを用意しています。まずは、決算書・財務を学ぶ第一歩を踏み出すようにしましょう。
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